闇金にお金が返済できなくなった時に、お金を用意する方法として、クレジットカード現金化という物があります。クレジットカード現金化の内容としては、闇金などから紹介された業者から、購入する物が指定され、買ってきてくださいと言われます。その品物をクレジットカードを利用し、購入し、業者のところへ持っていくか、送付することで、購入した代金をもらうことができるというシステムです。
代金をもらう場合、5割から6割程度しか手にすることができないのですが、クレジットカードの利用限度額まで、現金化を続けることで、ある程度のお金を用立てることができるため、闇金などから紹介されることが多いのです。クレジットカードは、持っている人が多く、クレジットカードのショッピングの利用限度額と、キャッシングの限度額が別になっている物が多いため、クレジットカードにより、商品を購入することで、現金を手にできる方法となっています。
現在では、クレジットカードでの現金化は違法とはなっていませんが、クレジットカードの契約の時に、換金目的には、使用しないという規約にサインしているはずです。
商品を買取りする業者や、紹介する金融業者は、悪徳であったり、闇金であることが多いので、今後、取り締まりが入る可能性は十分にありますし、クレジットカードを利用すれば、翌月の返済が難しくなりますから、借り入れを増やしたことに変わりはありません。クレジットカード現金化はその場しのぎとなりますから、絶対に利用してはいけません。
また、クレジットカード現金化に似た新たな手口として、闇金が利用しているとされる、金貨金融という物があります。金貨金融とは、闇金が、借り入れが出来なくなっている人に対し、ツケで金貨を売却します。もちろん、価値に合っていない金額での販売となりますから、その時点で、借り入れをした側は損をしています。
その金貨を一般の換金してくれるお店へ持参し、お金に変えてもらい、闇金にお金を返済するという方法です。買取をする時にも、損をしていますし、売却をする時にも、安くなってしまうため、かなり損をした買い物となってしまいますし、ツケでの支払いを、金貨を一度購入しただけで、返済することができるわけではありませんから、借り入れを増やしてしまったことに変わりはありません。借り入れをした人が、金貨金融により、損をした金額を計算すると、闇金で多いとされる金利の10日で1割や、10日で3割などという金利よりもはるかに多くのお金を支払う事になってしまいます。プラスして、ツケで買い取った金貨の分の返済額も上乗せされますから、借り入れは全く減っていない状態となります。
過去には、金貨金融で、逮捕されている人もいます。詐欺と同じ方法となりますから、金貨金融に手をだしてはいけません。闇金は、次々に新しい方法を考え、少しでも多くの借り入れをさせようとしますが、上手く口車にのせられてしまえば、その後の返済が大変になるだけですから、気を付けましょう。