債務整理には、いくつか種類があります。一番簡単な方法で、裁判所を通さず、弁護士と、金融業者との間で、返済額の減額や、金利を減らすなどの話し合いを行う事を任意整理と呼びます。任意整理の方法であり、裁判所が介入する場合を特定調停と呼びます。
特定調停だけでは、返済することが難しいほどの額の借り入れをしてしまった人の場合には、民事再生や、自己破産の手続きとなります。
民事再生は、借り入れを3年程度で返済できる額まで減らしてもらうことができる方法で、車や住宅などの資産は手元に残したまま手続きをすることができますから、家族がいる人に向いています。
自己破産は、全ての借り入れが帳消しになるだけではなく、住宅や車などの資産も手放さなければいけなくなります。
引っ越し費用など、今後の生活のために20万円程度であれば、手持ちがあっても、取り上げられることはありません。債務整理を行うと、個人信用情報に傷がつくだけではなく、今後新たな借り入れができなくなってしまいますし、社会的信用を失ってしまいますが、借り入れ額が増えすぎてしまった人の場合、新たなスタートを切るきっかけとなるでしょう。
債務整理を行っても、まだ金の亡者から抜け出すことができず、闇金から借り入れをしてしまう人もいます。債務整理を行った人は、2度目の債務整理をすることはほとんどできないとされていますから、闇金にターゲットにされやすくなっていますから、気を付けましょう。債務整理を行った人へ借り入れをする金融業者は闇金のみとなりますから、お金を貸してくれる金融業者には気を付けましょう。